ぶたこ

今日の本来の予定は、 午前中は療育で、午後は日本脳炎の予防接種だった。 しかし、最近のコタの暴れっぷりを見ていると、 午前と午後の両方に、逃げられない（自分の自由にできない）予定があると、コタにとってかなり負担になるのではないか、 そして午後の予防接種の時にストレスが爆発するのではないか、 と危惧し、午前中の療育はお休みすることにした。 もちろん、コタの心身が一番心配だが、病院で暴れるのが怖い、というのも本音である。 私は、発達のリハビリで行っている小児病院以外の小児科はなんとなく苦手だ。 ちゃんとさせないと、という意識が働く。 コタが何かしないか、癇癪を起さないか、パニックにならないか…。 常にハラハラしている。 それが辛い。 今日の予防接種は夫に行ってもらうのだが。 夫は周りの目を気にしないタイプなので、私が何にハラハラしているのか分からないらしい。 さて、 私は、本日のクライマックスを【１４時からの予防接種】と設定し、昨晩考えた巧妙な作戦を実行した。 作戦その① いつも午後にするお昼寝を午前中にする。 ⇒成功！ ９時半から２時間たっぷり寝かせた。 これで、コタが注射のとき眠くて機嫌が悪くなることはないだろう。 作戦その② コタは王様。 ⇒成功！ この作戦で大切なのは、コタを満足させることである。 私は、コタの指示通りにプラレールを組み立て、鉄橋を作り、トンネルを作り、プラレールを壊しに行くズリバイ妹ちび怪獣を抱っこし、コタの指示のもとトーマスやジェームスを走らせた。 その後も仰せのままにクレヨンをばら撒いてみたり、アンパンマンのパズルをぶちまけてみたり、ミニカーをベビーベットの下に入れてみたり...。 あああ、こんなところにパトカーを押し込んだら、取るのが大変なのに...。 あああ、全部ひっくり返しちゃって...。 なんて考えてはいけない。 ここはあなたの王国。 私は下僕。 作戦その③ お気に入りランチでダメ押し。 ⇒成功！ お昼ごはんは、あたたかいふわっふわのワッフルに、いちご、キウイ、マンゴー、バナナ、ブルーベリーをふんだんに乗せた、スペシャルメニュー。 私が「コタが好きかなーと思ってワッフルにしたよ」とお皿を渡したら、 「うわあー。おいしそうねえー」と言って大事そうに受け取り、 「おかあちゃん、コタちゃんがすきかなあって、したの」と何度も繰り返しながら、嬉しそうに食べていた。 王様の機嫌は最高潮。 さあ、１４時が近づいてきた。 燃えるお留守番の私の横をすり抜け、 夫が「コタいくぞ～」とのんびり出かけて行った。 コタも「おじちゃんせんせいの とこにいく。かえったら、りんごぜりーね」と言いながら嬉しそうに車に乗りこんだ。 ふう。 やれることはすべてやった。 あとは祈るだけ。 なんとか暴れずに体温がはかれますように。 体重計の上に乗ってくれますように。 診察室に入れますように。 診察室に入っちゃえば、きっと注射は出来るだろうから、 診察室に入るまでが勝負...。 ・・・ １５時に夫とコタが帰宅。 あっさり注射できたらしい。 ちょっとぐずったけど、全く大変じゃなかったそう。 おおお！ コタ、頑張ったな！！ そして。 私の作戦勝ちだな。 わははは。 やはり、 コタにとって、ゆとりのあるスケジュールだったのが良かったのだろう。 また、いつも午前中は療育だ病院だなんだって忙しく、朝の私はピリピリしているのだが、 今日は、洗濯物も洗い物ものんびりやって、下の子を後回しにしてコタとたっぷり遊ぶことを心掛けた。 コタも欲求が満たされて、いつもより気持ちが安定していたのかもしれない。 もしくは、ゆとりのある私に安心したかもしれない。 注射後から就寝までの時間も、いつもよりスムーズに進んだように感じる。 毎日こういうふうにできると良いな。 私はいつもせかせかしてしまうから。 ゆとりは、気持ちの安定を生むのだろう。 何はともあれ、 今日もみんな頑張った。 おつかれさまでした。

こだわり

反省の日々

嬉しく思う

かわいいイヤイヤ

怯え

なんか、

お前、プリンじゃ無いな…

とろけるゼリー

本能

ゆとり